FreeBSD の CUI 環境から(X 一切なしで)コンソールで日本語入力ができないものか、と試行錯誤した結果次のような構成で落ち着きました。
OS: FreeBSD 6.2
日本語入力サーバ(Canna): japanese/canna (/etc/rc.conf で canna_enable=”YES” とする)
Canna 用辞書: japanese/cannadic (インストール方法は /usr/local/share/doc/cannadic/README.ja を参照)
日本語表示: japanese/kon2-16dot または japanese/kon2-14dot
日本語入力(UIM + Canna): japanese/uim-canna
CUI での日本語入力は kinput2 が主流ですが、X サーバが必要だったので今回は UIM を選択しました。
– その他あると便利なもの:
w3m: www/w3m-m17n
jless(less): japanese/jless
jvim (vi,vim): japanese/jvim3-canna
emcws (emacs): japanese/emacs-emcws
– 使い方:
$ kon
$ uim-fep
$ echo “ハローワールド”
とし、 canna[ C – R] のような文字列が下に表示されたら Ctrl-\ で日本語入力ができます。また、uim-fep は tty に依存しないのでリモートからも使えます。
ちなみに kon 以外の選択肢として, Linux の Framebuffer を用いた jfbtermがあり、FreeBSD 版も Yusuke Baba 氏により公開されています。)。
jfbterm と w3m-img for FreeBSD framebufferと組み合わせることで画像も表示できるようですが、jfbterm の画面切り替え時のオーバーヘッドに耐え切れず利用は断念しました。