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序文

make は AT&T UNIX などに存在する歴史あるコマンドであり、 GNU Make はその GNU 実装版です。このドキュメントは、その make の利用の仕方について、作者である Richard.M.Stallman (RMS)氏らが詳細に書いた make.info の日本語翻訳版です(訳者は違いますが GNU Make というタイトルで翻訳、販売されている本と全く同じ内容です)。

Linux 標準の make プログラムとして採用されているため、 Linux の各ディストリビューションをはじめ、Cygwin を代表とする Linux エミュレーション環境に付属している make でもやはり GNU Make が利用されています。

FreeBSD, NetBSD, OpenBSD などでは BSD OS 特有の make プログラムが標準となっていますが、gmake という名前で ports (devel/gmake)として提供されているため、手軽にインストールが可能です。

何かをインストールする際に呪文のように

 
$ ./configure
$ make 
$ su
# make install

としますが、覚えるとなかなか有能な助手になってくれる事請け合いですよ(^^)。
※ configure については automake, autoconf のドキュメントを参照のこと

なお、この資料の著作権は Richard.M.Stallman & Roland.McGrath と Free Software Foundation にあり、また翻訳版には前述の著作者に加えて ecoop.net に著作権があります。再配布・転載等される方はこちらを見て下さい。

GNU Project についてはgnu.org(日本語)を参照のこと。


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