UDPポートが開いているか確認する方法と、なぜ難しいのか

結論から言うと、UDPのポートが開いているかどうかは100%確実には確認できません。TCPのポート確認とは前提がまったく違うからです。それでも実用上「開いていそう」「閉じていそう」を判断する手段はいくつかあります。この記事では、まず何が難しいのかを説明したあと、確認手段を確実性の高い順に紹介します。

  • 一番確実:相手が応答を返すプロトコルなら、実際に問い合わせて応答を見る
  • 次に現実的:nmap -sU でスキャンする(要root)
  • 自分のサーバなら:待ち受けているプロセスをサーバ側で直接確認する
  • 補助:tcpdump でパケットが実際に届いたか見る

nc -vzu だけで判定するのはおすすめしません。理由は次の章で実際に確認します。

なぜUDPのポート確認はTCPより難しいのか

続きを読む UDPポートが開いているか確認する方法と、なぜ難しいのか

netcat(nc)でUDP通信する使い方まとめ(-u オプションとBSD/GNU/RHEL系統別)

nc(netcat)でUDP通信するには -u オプションを付けるだけです。ただし nc には実装がいくつかあり、特に待ち受け(-l)のオプションの書き方が系統によって違います。ここを取り違えるとコマンドがエラーになったり、意図と違う動きをします。この記事では基本の使い方と、系統ごとの違いを実際に動かして確認した結果でまとめます。

基本:ncでUDPを送受信する

以降の基本操作は、macOS標準のnc(BSD系、OpenBSD nc由来)で実機確認したコマンドです。-u での基本的な送受信はどの系統でも同じですが、待ち受け(-l)まわりのオプションは系統ごとに変わります。詳しくは次の章にまとめました。

続きを読む netcat(nc)でUDP通信する使い方まとめ(-u オプションとBSD/GNU/RHEL系統別)

PEM ⇄ DER / CRT / KEY / PFX(p12) 変換 opensslワンライナー集

サーバや機器によって、欲しい証明書ファイルの形式はバラバラです。 「Windows(IIS)は pfx、nginx は pem、Java は DER」と、同じ証明書を形式だけ変えたい場面がよくあります。

この記事は、形式変換の openssl ワンライナーを「変換元 → 変換先」で逆引きできるようにまとめたものです。 形式そのものの違いがあやしい人は、先に 証明書ファイルの形式まとめ を読んでおくと迷いません。

動作確認は OpenSSL 3.x(手元 3.6.2)。秘密鍵の出力は 3.x 既定で PKCS#8(-----BEGIN PRIVATE KEY-----) になります。

続きを読む PEM ⇄ DER / CRT / KEY / PFX(p12) 変換 opensslワンライナー集

opensslで証明書・鍵・CSR・接続を確認するコマンド総まとめ

証明書や鍵まわりで困ったら、だいたい openssl コマンドで中身を確認すれば解決します。 この記事は、「確認」系の openssl コマンドを用途別に総ざらいしたチートシートです。コピペで使ってください。実際の出力例と、つまずきやすいエラー例も載せました。

この記事は OpenSSL 3.x(手元は 3.6.2)で実際に実行して確認しています。openssl version で自分の版を確認できます。古い 1.0.x 系だと一部オプションの既定が違うことがあります。出力例の証明書はこの記事用に作ったテスト用(www.example.com)なので、値はお手元のものに読み替えてください。

続きを読む opensslで証明書・鍵・CSR・接続を確認するコマンド総まとめ

公開鍵・秘密鍵・証明書の関係をやさしく図解(PKI入門)

SSL証明書や .pem を触っていると、「秘密鍵」「公開鍵」「証明書」「認証局(CA)」「中間証明書」と言葉が次々出てきて、結局それぞれどういう関係なのか分からなくなりがちです。

この記事は、コマンドの前に知っておくとラクになる「鍵と証明書の関係」を、図を使ってかみ砕いて説明します。

続きを読む 公開鍵・秘密鍵・証明書の関係をやさしく図解(PKI入門)

証明書ファイルの形式まとめ — PEM / DER / PFX(p12) / CRT / CER / KEY / CSR の違い

SSL証明書を扱っていると、.pem .crt .cer .der .key .pfx .p12 .csr と似たような拡張子がいろいろ出てきて、何が違うのか混乱しますよね。

結論から言うと、「中身のエンコード方式(PEM か DER か)」と「中に何が入っているか(証明書か・鍵か・両方か)」の2軸で整理すると分かりやすくなります。この記事ではその地図を示します。

続きを読む 証明書ファイルの形式まとめ — PEM / DER / PFX(p12) / CRT / CER / KEY / CSR の違い

コマンドラインから簡単にUDP通信を行うには

最終更新

2026年7月、内容を全面的に書き直しました。nc のオプションが OS によって違う点と、Windows での代替手段を新たに追記しています。


telnet で UDP のポートに繋ごうとして、telnet: Unable to connect to remote host のようなエラーで止まった方向けの記事です。

続きを読む コマンドラインから簡単にUDP通信を行うには

pemファイルの開き方・openssl確認コマンド一覧【中身の見方】

iOS開発でのサーバ側 push通知設定や、WebサーバのSSL証明書設定に使われる .pem ファイルの中身を確認する時に便利なコマンドをまとめました。

  1. pem ファイルとは?
  2. openssl コマンドのインストール方法
  3. pem ファイルに含まれる証明書の確認方法
  4. 秘密鍵の内容を表示する
  5. pemファイルの作り方
  6. PEMファイルの開き方
  7. (おまけ)csrの情報を出力する
続きを読む pemファイルの開き方・openssl確認コマンド一覧【中身の見方】

証明書と秘密鍵からp12ファイルを作る

証明書と鍵ファイルからp12ファイル(pkcs12)を作る手順のメモ。
証明書(cer)をPEMに変換する、鍵(PEM private key)と結合してp12にする、という2段構え。

参考: http://spiratesta.hatenablog.com/entry/20120215/1329280918

1.公開用証明書をPEM証明書形式に変換する

$ openssl x509 -in distribution_identity.cer -inform DER -out distribution_identity.pem -outform PEM

2.PEM証明書形式をP12証明書形式に変換する

$ openssl pkcs12 -export -inkey mykey.key -in distribution_identity.pem -out distribution_identity.p12

パスワードを聞かれるので、適宜入力する(パスワード空欄だとキーチェーン取り込みできない)

3.P12証明書を開いてキーチェーンに取り込む(取り込み時に上記パスワードを入力する)

なぜ必要だったか

MacBook Pro が壊れたので修理して、クリーンインストールし直したんですが、
そのときにとあるプロジェクトのApp Storeのリリース用(Distribution)秘密鍵の移行を忘れて喪失してしまったため、
なんとかサルベージできないか、と試行錯誤するのに使いました。

Circle CIにp12の鍵が上がっていたので、CIを回してSSHで入り、
鍵ファイル(/var/folders/jm/ほげほげ/T/cert.abcdef)をcatして取り出し .key として保存、
Apple Developerサイトの Certificates,IDs & Profiles から証明書ダウンロード、
あとは手順通りの結合で事なきを得ました。バックアップは大事ですね。。

こんな記事もあります

.p12キーストアファイル証明書の中身を確認する

【Linux】topで表示される flush 253:0 の意味

Linux(CentOS)で重い処理の実行中にtopを見ていて、「flush 253:0」というプロセスがあるのが気になって調べてみた。

StackOverflowの「”flush 253:0″ in iotop file on RHEL. 」によると、カーネルがページキャッシュからIO書き込みを行うためのプロセスなのだそう。

ざっくり言うと、ディスク書き込みをする際、ユーザプログラムではページキャッシュに一旦書き込んでいて、
それをLinuxカーネルが処理している時に出てくるプロセス、らしい。

たしかに、ディスク書き込みを行う処理を監視していたのでした。

参考:Cache and TLB Flushing Under Linux