termscu: DICOM 終了 SCU
書式
termscu [options] peer port
説明
termscu アプリケーションは、DCMTK 独自の Shutdown SOP Class に対する Service Class User (SCU) を実装したものです。この独自の Shutdown SOP Class を Service Class Provider (SCP) とネゴシエートしようとし、(この機能が実装されていれば)SCP はアソシエーションを拒否した直後にシャットダウンします。DCMTK のサーバアプリケーションの一部を停止させる目的で利用できます。
引数
peer hostname of DICOM peer
port tcp/ip port number of peer
オプション
general options
-h --help- このヘルプを表示して終了する
--version- バージョン情報を表示して終了する
--arguments- 展開後のコマンドライン引数を表示する
-q --quiet- quiet モード。警告もエラーも表示しない
-v --verbose- verbose モード。処理の詳細を表示する
-d --debug- debug モード。デバッグ情報を表示する
-ll --log-level [l]evel: string constant- (fatal, error, warn, info, debug, trace) ロガーにレベル l を使用する
-lc --log-config [f]ilename: string- ロガーに設定ファイル f を使用する
network options
-i4 --ipv4- IPv4 のみを使用する(既定値)
-i6 --ipv6- IPv6 のみを使用する
-i0 --ip-auto- DNS 参照で IP プロトコルを判定する application entity titles:
-aet --aetitle [a]etitle: string- 自分の calling AE Title を設定する(既定値: ECHOSCU)
-aec --call [a]etitle: string- 相手の called AE Title を設定する(既定値: ANY-SCP) other network options:
-pdu --max-pdu [n]umber of bytes: integer (4096..131072)- 受信 PDU の最大サイズを n バイトに設定する(既定値: 16384)
注記
DICOM Conformance
termscu アプリケーションは、SCU として以下の SOP Class をサポートします。
PrivateShutdownSOPClass 1.2.276.0.7230010.3.4.1915765545.18030.917282194.0
ロギング
各種コマンドラインツールおよび下層ライブラリのログ出力レベルは、利用者が指定できます。既定ではエラーと警告のみが標準エラー出力に書き出されます。オプション –verbose を指定すると、処理の詳細といった情報メッセージも報告されます。オプション –debug を使うと、デバッグ用途などで内部動作の詳細をより多く得られます。その他のログレベルはオプション –log-level で選択できます。–quiet モードでは致命的エラーのみが報告されます。そうした極めて深刻なエラーが発生した場合、通常アプリケーションは終了します。各ログレベルの詳細は、モジュール "oflog" のドキュメントを参照してください。
ログ出力をファイルへ書き出す場合(必要に応じてログファイルのローテーションも可能)や、syslog (Unix) もしくはイベントログ (Windows) へ出力する場合は、オプション –log-config を使用できます。この設定ファイルでは、特定のメッセージだけを特定の出力ストリームへ振り分けたり、メッセージの生成元のモジュールやアプリケーションに基づいて特定のメッセージをフィルタリングしたりすることもできます。設定ファイルの例は < etcdir>/logger.cfg に用意されています。
コマンドライン
すべてのコマンドラインツールは、引数に対して次の表記法を用います。角括弧は省略可能な値 (0-1) を囲み、末尾の3つのドットは複数の値が許される (1-n) ことを示し、両者の組み合わせは 0 から n 個の値を意味します。
コマンドラインオプションは、先頭の '+' または '-' 記号によって引数と区別されます。通常、コマンドラインオプションの順序や位置は任意です(つまりどこに現れても構いません)。ただし、互いに排他的なオプションの場合は、もっとも右側に現れたものが使用されます。この挙動は、一般的な Unix シェルの標準的な評価規則に準拠しています。
さらに、ファイル名の先頭に '@' 記号を付けることで、1つ以上のコマンドファイルを指定できます(例: @command.txt)。このようなコマンド引数は、以降の評価が行われる前に、対応するテキストファイルの内容に置き換えられます(連続する空白は、引用符で囲まれていない限り単一の区切りとして扱われます)。なお、コマンドファイルの中に別のコマンドファイルを含めることはできません。この単純ながら効果的な方法によって、よく使うオプションや引数の組み合わせをまとめられ、長く分かりにくいコマンドラインを避けられます(例は < datadir>/dumppat.txt に用意されています)。
環境変数
termscu ユーティリティは、環境変数 DCMDICTPATH で指定された DICOM データ辞書を読み込もうとします。既定では、すなわち環境変数 DCMDICTPATH が設定されていない場合は、辞書がアプリケーションに組み込まれていない限り(Windows では既定で組み込み)、ファイル < datadir>/dicom.dic が読み込まれます。
通常はこの既定の動作が望ましく、環境変数 DCMDICTPATH は別のデータ辞書が必要な場合にのみ使用してください。環境変数 DCMDICTPATH は Unix シェルの PATH 変数と同じ形式で、エントリをコロン (":") で区切ります。Windows システムでは、区切り文字にセミコロン (";") を使用します。データ辞書のコードは、環境変数 DCMDICTPATH で指定された各ファイルを読み込もうとします。データ辞書を一つも読み込めない場合はエラーになります。
著作権
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